皆様、はじめまして。

ここまでお読みいただき本当にありがとうございます。改めまして、セミナー講師の齋藤貴史と申します。

少しだけご挨拶をさせてください。

最初に、簡単に自己紹介ですが、私は、以前、かっこよく言うと、大手ノンバンクの債権回収部門に勤務する会社員でした。

会社員時代は、多くの中小零細企業の経営者や個人事業主と接してきました。彼（彼女）らは、業績も低迷気味で、銀行から融資もしてもらえず、仕方なく金利の高いノンバンクから融資を受けるという自転車操業を繰り返していました。一歩タイミングがずれると全てが狂い、廃業、倒産や破産へと一直線です。それでも結局は、そこから抜け出せずズルズルと支払いを続けるという選択しかできなく疲れ切った様子が今でも記憶に残っています。

その後、思うことあって、その会社を辞め、運送業専門の行政書士事務所として独立し、許認可手続きをメインに業務を行っていました（ここに至るまでもかなりの紆余曲折がありましたが、その経緯はお会いしたときにでも笑）。今でも、運送業専門の行政書士事務所は経営しています。

そして、ありがたいことに、日々、運送業専門の行政書士として、色々な業務を行うなかで出会った運送会社の経営者の方のお話やお悩みを色々聞かせていただいているうちに、利益が残らないことに頭を悩ます中小の運送会社の経営者が多いことを知りました。と同時に「こんなに利益が出てないのか！」と驚きもしました。

現実として、利益が残らない会社が多いこと目の当たりにして、何か役に立てるような手伝いをしたい、利益を残すきっかけを提供したいと思い始めるようになりました。

そう思い始めた、そこまでは良かったのですが、一方で、じゃあ一体、自分に何ができるだろう？具体的に何をどう提供すればいいのだろう？本当に自分にできるのか？と悶々としていたことも事実です。
そこで思い切って、経営や財務の勉強を一からしようと思い、色々な講座に通い（お金も大分使いました笑）、学び、実践し、また、そこで習得した知識、人脈などを活かし、少しずつですが、現在のコンサルタント兼行政書士という立場で仕事をさせていただくことができるようになってきました。

そうした中で、ある顧問先の運賃交渉についてサポートをする機会がありました。そこで気づいたのは、ただひたすら頭を下げて、運賃の値上げをお願いするだけではダメだ、ということです。

きちんと運賃を値上げしなくてはいけない理由を説明し、理解を得ることが重要だと。もちろん気の良い荷主さんは、頭を下げただけで快く運賃の値上げに応じてくれます。

でも、当然ですが、みんながみんなそうではなかったのです。

中には、何度も通って、やっと運賃の値上げに応じてくれた荷主もいましたし、決裂して取引を辞めることを決断したことも。運賃交渉は、その名のとおり「交渉」です。一方的にお願いしてもダメなときはダメなのです。場合によっては駆け引きも必要になります。

と、ここまでは、運賃交渉についてハードルが高そうに思えるような内容になってしまいましたが、運賃交渉をすることで、ものすごい発見があったことも事実です。どちらかと言うとメリットの方が大きかった。そのことをお伝えしたくて今回のセミナーを企画しました。

今までは、私が直接訪問して対面でお会いできる範囲のお客様しか対象にしていなかったのですが、最近はZOOMやGoogle Meetなどオンラインツールの発展により、距離や地域の垣根が無くなりつつあります。そこで、私も、距離や地域という縛りを取っ払って、まだ見ぬ全国の運送会社の経営者の皆様にお伝えしたい、お話をしたい、お悩みを聞いてみたいという気持ちが強くなり、思い切って、今回はオンラインでセミナー開催をしようと決断しました。

ぜひ、ご参加いただき、少しでも実践、取り入れていただきお役に立てていただけると、私もとても嬉しいです。

コンサルタント・行政書士・キャッシュフローコーチ®齋藤貴史